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Channel: 感染症診療の原則
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風疹ワクチンの補助は9月まで、の自治体

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感染症発生動向調査で把握されている風疹が減ってきています。よかったです。

が、全数報告とはいえ、どれくらいの報告率かわからないのと、感染研の先生のお話をうかがうと、風疹がブレイクするときはピークの年とその前後1年間(つまり2−3年)だらだらと続くということをいわれていましたので、数百万人いる風疹の感受性者をどうするのだ?というプランなくこの問題は終わらないのであります。

秋に(麻疹対策会議と同じように)風疹対策の会議が発足して、2014年3月までに2014年4月以降どうするのという話がまとまるのだそうです。

・・・スピード感なし。いいのかそれで。

それまでの間CRSを一人も出したくない!!!と活動している人たちと「まだ1万人」感覚の人の間にある大きなギャップ。

で。

本日の予防接種基本計画の会議での配布資料をみますと、

風疹の(成人の)任意接種は、4月が約9万回、5月は約32万回、6月は約36万回と急増。
がんばったんです。1万円近く自費で払ってくださった方、たくさんいたんです。
土日や夜に接種をしてくださったドクターもいたんです。
社員のワクチン代を出すよと言ってくださった経営者の方もたくさんいたんです。

が。

そのあと抗体検査がーとか対象がーという話になったために7月は15万回まで激減していたとのことです。
で、今から月30万回接種があっても在庫はだいじょうぶそうというお話が本日の会議でありました。

(接種率ってそんな簡単にもどりませんよ。日本脳炎もそうですし、HPVもそうなるでしょう。)


はい。・・・・感染症対策とかアウトブレイク対策って何?状態ですが。

そんなことをいっているうちに、公費のワクチンの期限がせまってきている自治体もあります。

23区だけみてみました。

妊婦の夫という不思議な対象設定が日本オリジナルでできたわけですが、、その人たちは9月末までだよ!というところがこんなにありました。

8月に妊娠計画をたてて、9月に妊娠したかも?となって10月に母子手帳をもらいにいった時点では旦那さんはすでに対象外なカップルも。
8月に妊娠8か月の妊婦さんの夫は公費です。
・・・・はい。よくわかりません。

いずれにしても「3月までだからまだいいやー」という誤解をされるのも怖いので、一気に接種率を高める最後のチャンスとして公費サービスの積極的案アナウンスが行政と医療者の課題です。



各自治体の補助状況はこちら(東京都健康安全研究センター)

ぜひ、地元の締め切りを確認し、対象になっている人に広報をお願いします。



今日の会議では、このままいくと(メーカーに無理言って、いえ、お願いして)増産させた分が余るかもしれないという声もありました。
4期の接種を逃してしまったひとたちに、臨時で提供したらどうですかね(それはそれでまた流通が混乱するかも?)

下記スライドは2012年は途中集計→最終の接種率は下記リンクにあります。4期の全国平均は83.3%。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou21/hashika.html


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