岩田先生の新刊です♪
医療者だけでなく一般の人にも手にとってほしい、、という思いが伝わる優しい語り口。ですがー(当然そうくる)、ところどころに地雷や、うっかりかんだらヤバい青唐辛子なども(もちろん)しこまれています。お楽しみに。
非医療者の方は薬の名前などのカタカナに苦戦をすると思いますが、感染症が専門の人なら通読は簡単でしょう。
知っていることでも、他の人にどう伝えるか、たとえば学生への講義の際の表現とか、間にはさんでみたい小ネタもたくさんあるのでぜひお手元に1冊。
タイトルを見て、おお!自分は0.1%なのかっ!?とドキドキしたら、第5章「経口三世代セファロスポリンは99.9%が誤用」から読むとよいとおもいます。
ちなみに第6章は「日本感染症科界の「黒歴史」」です。どきどき・・・
全体を通して学べる岩田哲学ですが、各章はメッセージごとにクリアに構成されていますのでどの章から読んでもわかりやすいようになっています(親切)。
読みすすめながら思ったのですが、実は青木編集長的にもたいへんありがたい本でありまして、
たとえば、感染症診療の原則の講義の中で、いつものCRPの話をするときは、「もっと詳しく知りたい人は岩田先生の本の68ページ("CRPは測定しなくても困らない")を読みましょう」とか、ペネラー(なんでも〇〇〇ぺねむ)問題やビタミンL(なんでも〇のろ〇)な話のスライドにはあらたにこの本の写真を追加して、第6章ですよ皆様!とコラボレーションにつなげられると気づきました。
寺澤先生のご法度本のように紹介させていただこう・・・です。
99・9%が誤用の抗生物質 医者も知らないホントの話 (光文社新書)クリエーター情報なし光文社
岩田先生は、よくある煽り本を書いたわけではありません。へんな医者に気をつけろよ、といっているわけでもありません。
(患者さんには求めるクウォリティに対してはそれなりに自分たちも勉強したり協力する必要があることも語っています)
なぜ誤用になるかの構造を丁寧に解説し、指摘するだけではなく、「こうすればよい方向に向かうのだ」ということも書いています。
ですから、「よんですっきり」とか「あー(自分は)大丈夫だ」というところでおわらずに、日本の抗菌薬の適正使用のために何かできないかなあ、、、と考えてみました。
岩田先生が冒頭で紹介している、各国の「国」や「専門家」が真剣に、限りある抗生剤(の効果)がいつまでも保たれるように取り組んでいるキャンペーンを日本でもできたらいいですよね。
米国やカナダだけでなく、
European Antibiotic Awareness Day
英国NHS
The Antibiotic Awareness Campaign
同じく英国 Antibiotic Action
などもあります。
経済的に豊かになり、医療アクセスが広がれば耐性菌やその広がりはますます深刻になっていきますので、アジア地域で日本がどう取組み、方向性を出していけるのか。IDATENや学会などでも話題になっていくといいですね!
医療者だけでなく一般の人にも手にとってほしい、、という思いが伝わる優しい語り口。ですがー(当然そうくる)、ところどころに地雷や、うっかりかんだらヤバい青唐辛子なども(もちろん)しこまれています。お楽しみに。
非医療者の方は薬の名前などのカタカナに苦戦をすると思いますが、感染症が専門の人なら通読は簡単でしょう。
知っていることでも、他の人にどう伝えるか、たとえば学生への講義の際の表現とか、間にはさんでみたい小ネタもたくさんあるのでぜひお手元に1冊。
タイトルを見て、おお!自分は0.1%なのかっ!?とドキドキしたら、第5章「経口三世代セファロスポリンは99.9%が誤用」から読むとよいとおもいます。
ちなみに第6章は「日本感染症科界の「黒歴史」」です。どきどき・・・
全体を通して学べる岩田哲学ですが、各章はメッセージごとにクリアに構成されていますのでどの章から読んでもわかりやすいようになっています(親切)。
読みすすめながら思ったのですが、実は青木編集長的にもたいへんありがたい本でありまして、
たとえば、感染症診療の原則の講義の中で、いつものCRPの話をするときは、「もっと詳しく知りたい人は岩田先生の本の68ページ("CRPは測定しなくても困らない")を読みましょう」とか、ペネラー(なんでも〇〇〇ぺねむ)問題やビタミンL(なんでも〇のろ〇)な話のスライドにはあらたにこの本の写真を追加して、第6章ですよ皆様!とコラボレーションにつなげられると気づきました。
寺澤先生のご法度本のように紹介させていただこう・・・です。
99・9%が誤用の抗生物質 医者も知らないホントの話 (光文社新書)クリエーター情報なし光文社
岩田先生は、よくある煽り本を書いたわけではありません。へんな医者に気をつけろよ、といっているわけでもありません。
(患者さんには求めるクウォリティに対してはそれなりに自分たちも勉強したり協力する必要があることも語っています)
なぜ誤用になるかの構造を丁寧に解説し、指摘するだけではなく、「こうすればよい方向に向かうのだ」ということも書いています。
ですから、「よんですっきり」とか「あー(自分は)大丈夫だ」というところでおわらずに、日本の抗菌薬の適正使用のために何かできないかなあ、、、と考えてみました。
岩田先生が冒頭で紹介している、各国の「国」や「専門家」が真剣に、限りある抗生剤(の効果)がいつまでも保たれるように取り組んでいるキャンペーンを日本でもできたらいいですよね。
米国やカナダだけでなく、
European Antibiotic Awareness Day
英国NHS
The Antibiotic Awareness Campaign
同じく英国 Antibiotic Action
などもあります。
経済的に豊かになり、医療アクセスが広がれば耐性菌やその広がりはますます深刻になっていきますので、アジア地域で日本がどう取組み、方向性を出していけるのか。IDATENや学会などでも話題になっていくといいですね!