新しいマラリアの薬・・と題してNature Communicationから
Disrupting malaria parasite AMA1–RON2 interaction with a small molecule prevents erythrocyte invasion Prakash Srinivasan先生らによるもの
熱帯熱マラリアがアルテミシニンというファーストラインの薬剤に耐性化が進む中、新しいマラリアの薬が期待されていました。
今までの抗マラリア薬は赤血球の中に居る原虫をやっつる仕組みでした。でも原虫が生き残っている赤血球が破れたりして・・治療は簡単でなかったのです。
原虫のメロゾイテが赤血球内に進入する時に使用するのが AMA1とRON2蛋白。この蛋白とメロゾイテのInteractionを阻害する薬が開発されたのです 具体的には小さな分子量の物質がこれらの蛋白に結びついてAMA1とRON2の結合を阻害するのです。
HIVだけでなく、マラリアも併用療法になるかな・・
(写真:レンズ沼の住人 Sud先生)