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Channel: 感染症診療の原則
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空飛ぶ感染症 と その周辺(風疹)

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ゴールデンウイーク期間に、日本から風疹がもちこまれることを警戒していた国もいくつかありました。
日本にいく旅行者へのよびかけも行われていました。

実際、現地で発症した人のTwitterの記載などもあるわけですが(汗)、潜伏期間が2-3週間ありますので、出発前に感染、海外旅行をして帰ってきて日本で発症というパターンもあります。

でも渡航歴があるので、医師が推定感染地域を外国にしちゃったりもするわけで、米国の地名などが入っていて、これが公になると、現地からクレームやさぐりははいるかもしれませんね・・・。甚だ迷惑な話なわけで。

ブーメラン症例を、輸入症例のように届け出用紙に書かないようお願いいたします。


台湾やグアムだけでなく、各国が日本の風疹流行(が放置されているように見えることに)異常を感じています。

風疹が流行する、、、のインパクトをわかっていないんじゃね?とか、
特定のロットのワクチンがやばかったんじゃね?とか
陰謀論より怖いささやきもきこえてくるのであります(まじ怖い)。


5月23日メディカル・トリビューンの記事。

「WHO,国連など加盟の国際パートナーシップが日本の風疹流行に懸念」

"麻疹および風疹による先天障害(先天性風疹症候群;CRS)の世界的排除に取り組む国際パートナーシップMeasles & Rubella Initiativeが5月23日付けのトップニュースで,日本の大規模な風疹流行に対し懸念を示した。“What CRS really means for families”と題する記事では,タイ・バンコクで生まれたCRS児とその家族が紹介されている。Measles & Rubella Initiativeは世界保健機関(WHO)や米疾病対策センター(CDC),米国赤十字,ユニセフや国連財団が提携し,主に発展途上国を対象とした麻疹,風疹含有ワクチンの導入に関する援助活動を行っている。"

はい。47都道府県全部でウイルスが活動中であります。




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