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Channel: 感染症診療の原則
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林淑朗先生、その先見の明

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猛暑の中、静かに文献を読みながら過ごす静かな日々です。ようやく去年のICAACのDVD学習も終わりが見えて来ました。

最近印象に残った、講義・発表を紹介すると・・

pK,pDに関するものが多かったですね。やはり抗菌薬が枯渇すると、残っているものを上手に使い回す方法などが取り上げられるようです。なかでもPIPC/TAZなどのExtended infusionに関する報告は、一日投与量は減らして、pD的には理想に近づけられる・・という事も可能だと学びました。

もちろんMetallo-b-lactamase・・といった耐性機構の研究報告なども少なからずありました。

更に定期的に送られてくる重要文献の中にAm J Respir Crit Care Med 2012;186(1):65-に新しいBiomarkerの紹介が・・sTREM-1, FcγRI, CD64 on PMN, 。新しいSepsis敗血症発見に役立つかも知れない・・

ふと振り返るとAustraliaでめざましい活躍を続けている林淑朗先生が御連絡下さった彼の論文を振り返ると、ここら辺の領域のTopicsが網羅されているのに気づきました。David L. Patersonといった世界でも一級の研究者に認められ研究を続ける林先生を始め、国内・海外で活躍する若手に心から期待しています。(http://www.uqccr.uq.edu.au/research/research-profiles/professor-david-paterson.aspx)

Clinical Infectious Diseases 2011;52(10):1232–1240
Strategies for Reduction in Duration of Antibiotic Use in Hospitalized Patients

Clinical Infectious Diseases 2011;52(4):481–484
Carbapenem Resistance in Klebsiella pneumoniae Due to the New Delhi Metallo-b-lactamase

Expert Opin. Drug Metab. Toxicol. (2010) 6(8):1017-1031
Pharmacokinetic evaluation of piperacillin-tazobactam



(写真:林先生と同様、編集長がいつもお世話になっているT先生、O先生)

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