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Channel: 感染症診療の原則
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微生物側の事情 DT Durack先生

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1980年代だったお思うのですが、コロラド州あたりの非常に裕福な人がゆったりとした家に住んでいる地域でリウマチ熱が発生。リウマチ熱といえば公衆衛生的には貧困とか混雑の象徴といった感じなのにです・・。そう言えば壊死性筋膜炎なども多い年、少ない年があるような・・「微生物側の事情」??
調度、京都でDuke criteriaのDurack先生とお会いする機会があったので、この「微生物の事情」の質問をしました。
編集長:時に連鎖球菌も黄色ブドウ球菌も微生物は人間の営みとは関係ない増減をしませんか? 「微生物側の事情」とかないですかね・・(笑)Durack先生:そんなの常識ですよ!!編集長:へっ・・常識・・!
10年くらい前ですが、都内の大学病院の微生物の専門家に「病院の内外でMRSAが減ってきている」と言われました。編集長的には、突然、都内の医師がASPに目覚めたとも思えず、不思議だなと思ったものです。
コロナがあちらの事情で急に減ったのに気を緩めると、今度、あちらの事情で急に増えた時に慌てるから、今のうちに次の津波に備えておきたいと自戒しております。
それにしても微生物の事情までは数理モデルは計算難しいのかな・・
インフルエンザがコロナを退治してくれたのなら、まだ御しやすいからありがたいかも・・・いずれにしても何が起きているのかを把握するためにも、しっかりとサーベイランスのシステムを構築しておかなければ急増、急減のキャッチもバラエティ番組依存になってしまいます。
(そう言えばインドの急減も説明できない・・とは谷口清州先生)

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