江川紹子氏の紹介で墨田区保健所長、西塚至先生の活躍が紹介されている。
東京・墨田区のワクチン接種はなぜ速いのか(江川紹子) - 個人 - Yahoo!ニュース40代、50代のコロナ重症患者が増え、この年代へのワクチン接種が急がれる。接種率は自治体によってばらつきが大きい中、東京・墨田区の迅速さは際立っている。なぜそれが可能になったのかを聞いた。
東京・墨田区のワクチン接種はなぜ速いのか(江川紹子) - 個人 - Yahoo!ニュース
素晴らしい内容がてんこ盛りの内容だったが、心に残ったのは西塚保健所長の言葉「昔は、検便も結核の検査も、水道の検査も、すべて保健所でやっていた。それが次々に民間委託となり、保健所から検査機能が失われ、保健所そのものも減らされてきた。・・中略・・本当に、人は大事です。金にならないことをやって、危機に備える。これこそ公衆衛生です」
同様の事を言って居られたのが家庭医療・在宅医療のパイオニア、佐藤智先生だった。(彼は編集長の官費による米国留学のために当時の医政局長とコンタクトしてくれたり、彼の息子、佐藤光先生は編集長を沖縄県立中部病院に結びつけてくれた。)佐藤智先生は常々、医療・病院は公共のインフラだから安定供給のためにも営利に左右されない消防署のようでなければならない・・と説いておられた。https://webview.isho.jp/journal/detail/abs/10.11477/mf.1541206647
サブスペ中のサブスペ臨床感染症を専門とする編集長が、佐藤智先生や藤沼先生といった総診中の総診である家庭医と深い関係を持っていることに改めて感慨を覚えている。