ICAACOnlineの学び　クロストリジウム　ディフィシール　最近の話題　＃７

「The Latest on Clostridium difficile Infection」これで終わりです。


＃In-vitro腸管でFidaxomicin（FDXと略）の使用を延長すると治療効果が上がるか？
・講師はCaroline H Chilton先生＠University of Leeds
・再び、In-vitroの腸管の出番です。簡単にいえば試験管を複雑に繋げたシステム内で自由にCDIを作ったり抗菌薬を入れたりC.diffの量を測定したりできます。
・ちなみにCDIの作り方はC.diffの芽胞を入れて、CLNDを入れて「煮込み」ます。Toxinが出てきたらCDIのできあがり！！
・VCMを入れてToxin減れば、効いた。またToxin出てくれば再発・・といった感じです。


このグラフでピンクが芽胞の量、CLIDが入るとやがて黄色のトキシンが増加、更にVCMを入れると黄色のトキシン低下、しかしピンクの芽胞は残る、そこで暫くすると再び黄色のトキシンが増加して再発・・といったモデルです。

・結論：5日間のFDXはトキシン合成止めるには十分。しかし、より長期に投与すると芽胞の量も減ってくるので再発予防に有用となる可能性がある。しかし、より詳細な検討が必要。