CRS/CRI と その周辺
米国では2012年に「3例」先天性風疹症候群の子どもが把握された、というMMWRレポートがありました。 母親は流行国生まれの移民。 3例について、どのように診断がついたかの詳細が紹介されています。 Three Cases of Congenital Rubella Syndrome in the Postelimination Era ― Maryland, Alabama, and...
View Articleモルドバから帰国しました・・
モルドバから帰国しました・・ 国を立て直す、限られた財政で最も国民に有用・有効な医療を提供する。その難しさも垣間見る事が出来ました。 編集長は素朴なベッドサイドの話し、(感染症診療の原則)をして来ましたが、現地の医療従事者からの反応が驚くほど良く、早速「スライドを欲しい」などというリクエストを頂いたり、保健大臣からも「病院の医療従事者が非常に喜んでいた・・」というコメントを直接頂いた次第です。...
View Articleミステリーな感染症 と その周辺
感染症とコミュニケーションの訓練を受けたときに、メディアの3大ターゲットストーリーは、 犠牲者(そして悪いやつがいる)、ヒーロー、よくわからない病原体 と習いました。 確かに、よくわかっていて症状もたいしたことなく対策もいまいちぱっとしない地味なものだと記事になりません。 こちらはどうでしょう。...
View Article臨床研修、今昔
最近の症例検討会の特徴: それは免疫低下症例の増加です。理由は医療の高度化による免疫抑制剤の進歩、そして高齢化です。 一昨日の名古屋、中部労災病院での症例検討会も「研修医のプレゼン」なのに既に凄まじい免疫低下症例でした。 男性、皮疹とPancytopenia、青木は、ここで「徳田先生のSecretを使用」。 症例検討会に出る病気は5種類のみ。それは・・・...
View Article一人でも多くの方に・・
科学雑誌Natureと言えば雑誌Scienceと双璧ですが、ここに日本政府の原発対策への批判が載っている・・という指摘が著名な思想家、武道家の内田樹氏のBlogにありました。 確かに、優れた科学雑誌のNatureがこのような性質の指摘をする事は珍しいと思い、またより多くの方の眼に止まると良いと思い、取り上げました。...
View Article【Q&A】 林先生 正しくビビろう!ERのPitfalls!
ご多忙な林先生。ですがー すばやくQ&A原稿がかえってきました。 お忙しい中ありがとうございました。 本資料は、講義に参加したことを前提として書かれています。 他の案件に必ずしもフィットすることではないことも多いので、活用される場合はその方の判断でお願いいたします。 講師も当編集部も責任はおえません。よろしくお願いいたします。 -------------------- Q:...
View Articleback to daily life
まだ2012年のICAACDVDの学びをやっている編集長です。本日は #1:なぜVCM(グラム陽性球菌が主なスペクトラム)でもCDI(偽膜性腸炎)再発があるのか? 回答:VCMも、しっかりとNormal Floraを乱すから。 #2:なぜCDIの再発率は一般に20%程度と低めなのか? 回答:腸管のNormal Flora快復力が強いから。 #3:CDIの再発予測リスク因子は...
View Article【予告】 10/19 第9回 市中病院でみる 世界の感染症
いつもと場所、開始時間が変更になっているのでご注意ください。 当日はWeb 配信を行います(検討中)。 ID とパスワードは,塩野義製薬 感染症薬適正使用推進室または病院担当MR から入手可能です。 あーうちは関係ないね、というトップがいるとつらいですね。 珍しい新しい病気の診断がつくのはかなり時間がたってから。...
View Article9月12日の副反応検討部会の資料 公開
9月12日に開催された、副反応関連の会議の資料が本日厚労省のホームページに掲載されていました。 平成25年度第4回薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会、第3回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(合同開催)配付資料 こちらをクリック 見ている情報はどのあたりか?ですが、、、...
View Article学生価格 と その周辺
交通機関の切符購入や携帯電話には学割制度があります。 一般論として「お金のない(時期の)人たち」ということでの支援であり、また早期囲い込みであったりします。 医療においても、若い人独特の健康リスクがある領域では、どうしたら若い人の受診のハードルを下げることができるか?が課題となります。 例えば、トラベラーズワクチン。...
View Article感染症診療の原則 in 札幌
昨晩は札幌市内で薬剤師の方を対象に「感染症診療の原則」のLectureをしました。 90分、広い会場のどなたも居眠りすることもなく聴いて下さいました。 改めてお招き下さった関係の方、特に札幌東T病院・武田先生はじめ関係の方に感謝致します。 お受けした質問もレベルの高いものが多く、この地域の薬剤師の方の熱心さがうかがわれました。 例を挙げると・・:...
View Article日鋼記念病院に伺いました
室蘭市医師会学術講演会の一環で室蘭に伺いました。 会場は母恋日鋼記念病院でした。 何と2時間を越える講演にも喜んでつきあって下さった研修医、指導医、医師会の先生がた、まことにありがとうございました。 講演会の後は日鋼記念病院副院長の浜田先生ご推薦のお見せで海の幸などを頂きました。 研修医の元気に明日への活力を頂き、楽しい一日を終えました。...
View Article風疹対策 2013年9月末
風疹の流行が、専門家の予測通りダラダラ期になりました。 予測は簡単です。 抜本的な対策はやってないんですから。自然経過をみてるだけ。 感受性者もたくさん残っているので、また再度ブレイクしないか、そこに何かできないかが課題。 9月末を念頭に専門家や行政が地域で話し合ってもいないなら対策もへったくれもありませんが。 10月になると大学の後期がはじまるところが多いです。...
View Article保育所、幼稚園の感染予防 と その周辺
感染症の「予防」のために活動をしてくださっている、その最前線の先生は小児科の先生方ではないかとおもいます。 いろいろな資料がホームページにあり、改訂も行われています。 活用させていただく側は、古いものではなく新しいものに差し替えていくことが大切ですね。 日本小児科学会 予防接種・感染対策委員会 2013 年 9 月改訂版 「学校、幼稚園、保育所において予防すべき感染症の解説」...
View Article【プロフェッショナル 仕事の流儀】 林先生が登場!
若手医師セミナーで寺澤先生が、「もーなんで私にふらないんでしょうねえ」と笑って言っていた案件です。 当然、密着取材をしていたそうですが・・・あれです、着ぐるみで講義をして学生にどんびきされるシーンとかもあるんですか(ぼそぼそ)。 生き方がかっこいいですよね。現場大好き。育休もとって、お子さんのお弁当をつくって(冷凍チンは嫌と言われて悪戦苦闘)。...
View Article偽膜性腸炎 余話
いやー臨床やっていると本当に色々な話しを聞いたり経験をするものです。 今回はCDI(clostridium difficile infection)関連・・ #1:便の移植: これ、経口するの? 人の便を口から入れるわけ? 臭くないのかな・・。 今まで編集長はNG tubeでも使うのだろう。ゲップさえしなければ臭くない・・と思ってました。ところが・・ 良いアイデアがありました!...
View Article食欲の秋
最近、めっきり食事関係の記事が絶えて久しい・・というクレームに答えます第一弾。 モルドバ風、茄子料理です。 感じとしてはトルコ料理、イスラエル料理的なHealthy路線。 味付けもマイルドです。 これを”動脈に効く”とされる赤ワインと一緒にゆっくり食する・・というのがモルドバ風です。 皆様もモルドバワインを頂きながら是非どうぞ。
View Article抗菌薬適正使用とその周辺
まだ去年のICAACDVDの学びをやっている編集長ですが、本日は抗菌薬適正使用AntibioticStewardshipというやつです。 AntimicrobialStewardship Perils of prescription by Neil Fishman #1:実際にコストは下がっているようだが、その内実は? ・抗菌薬購入費でなく、点滴セット経費でなく...
View Article10/2 「重症患者に対する栄養療法」薬剤師のためのベッドサイドティーチング
ファイザーとの企画で、薬剤師さんに病棟で活躍してほしい!という願いのもと展開しているのがこちらのセミナーです。 10月2日は、オーストラリア留学から帰国され、亀田総合病院の集中治療科の部長に着任された林先生にお願いしています。 19時スタート(開場は18時)...
View Article締め切りは10/16 東京都の新型インフル パブコメ
インフルエンザは一年中どこかで流行っています。 北半球が春夏のとき、南半球は秋冬ですし、亜熱帯地域ではもともとオールシーズンもの感染症です。 沖縄で夏に流行することも、すでによく知られています。 日本では毎年のピークが12-2月にあるので、10月からワクチン接種がはじまります。基礎疾患がある方などは、かかりつけからご案内もある頃ですね。 New"新型"...
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